腐りに強い木「高耐久天然木」が出来るまで / ウッドデッキの施工業者・工事会社ならウッディ企画へ

1.乾燥

広い工場の敷地に木材を種類別に分け、天日乾燥させる。

2.インサイジング加工

構造用の角材などは、薬剤を内部によく浸潤させるために木材に背割りを入れ、カッター状歯車で傷をつけます。

3.電気釜の中に誘導

事前乾燥させた木材を、全長１０メートルほどの電気釜の中に誘導。

4.防腐液を加圧注入

スウェーデンからの技術導入（真空・加圧方式）による加工を施していきます。小型トラック２台分の木材を、トロッコに積んで釜に入れ、蓋をして地下薬品槽からコンピューター制御で防腐液を加圧注入させます。

5.防腐液を内部に浸透させる

真空、加圧を繰り返し、防腐液を内部に浸透させていきます。

6.乾燥させた後に出荷

薬剤を定着させ、更に乾燥させた後に出荷されます。

ハードウッド材のひび割れ、ささくれ等劣化事例

現在、当社の主な使用木材は国産杉と国産ヒノキです。

その理由は、加圧注入薬剤が入りやすいこと、加工しやすい木材であるためですが、もう一つの理由として日本の森林資源を守るための間伐材使用促進に少しでも貢献したいとの願いがあります。

近年ウッドデッキ素材としてハードウッドと総称されるイペ、ウリンなどの南洋材も腐りに強い木材として知られるようになりましたが、その硬度のため防腐処理ができず、また、反りやひねり、ささくれ等も多々見られます。また加工の手間がかかるためコストも高くなりますので、当社では、国産杉や国産ヒノキのACQ加圧注入木材を主におすすめしています。 気候に敏感な木材には適材・適所があります。日本の環境に適した国産材料を選び、適切な防腐処理をすることで耐久性の高いウッドデッキが完成するのです。